植毛で起こるトラブルにはどんなことがあるでしょうか?
テレビやインターネットで美容整形の失敗やトラブルなどが報告されることがありますが、自毛植毛のトラブルにはどんなことがあるのでしょう。
実際に口コミにある自毛植毛のトラブルには大きく分けて2つのトラブルがあります。
- 自毛植毛後の効果に対する不満によるトラブル
- 後遺症や副作用といった症状によるトラブル
自毛植毛の効果に対する不満によるトラブル
美容整形と違って、自毛植毛は発毛の効果が感じられるまで最低でも半年ほどかかります。
そのため毎日を過ごすのが不安にならないためにも、そして美容整形のトラブル同様「こんなはずじゃなかった」ということにならないためにも、事前に防ぐことのできるいくつかの対策をご紹介いたします。
デザインに対する不満によるトラブル
特に女性から多く挙がるトラブルでは、生え際に植毛された場合の効果に対する不満です。
- イメージと全然違う
- こんな感じじゃなかった
- 生え際ラインが気に入らない
もともと生えていた後頭部の自毛を移植していますので髪の毛はしっかり生え揃ったけど、思っていたデザインと違うことでトラブルが起こっているケースが非常に多いです。
近年では社会で活躍される女性も多く、お仕事のうえでアップスタイルにされる髪型の場合には生え際のデザインはつい目がいってしまう需要なポイントです。
このようなトラブルが起こらぬよう、しっかりと綿密なデザインの打ち合わせに時間をとることです。
また女性の生え際はとくにデリケートな部分です。
男性と違い、うぶ毛からしっかりとした毛髪に混じっていくという自然な流れをつくらなければならない、とても技術と経験を必要とする部分になります。
これらを踏まえ、まずはクリニック選びの際も経験が豊富な症例数の多いクリニックを選ばれることがトラブルにならない第一歩だと思います。
密度に対する不満によるトラブル
これは男性に多いトラブルで挙げられます。
男性の場合はM字部分や頭頂部、つむじといった多くの部分への植毛がありますが、どの場合も思っていたほど密度が感じられないといった効果への不満の声が聞かれます。
一般的な日本人の平均的な髪の密度は1平方センチあたり150本というデータがあります。
それに対して植毛された場合の満足度の目安は、約半分の密度が達成さればほとんどの方が満足されるという植毛クリニックの結果がでています。
もちろん濃ければ濃いほどですし、本数による密度のシミュレーションも事前打ち合わせをしっかり行なうことで発毛後の密度に対する不満も解消できます。
後遺症や副作用によるトラブル
手術後の後遺症として出やすいものとして痛みに対する声がもっとも多く挙がります。
これは手術の方法によって痛みの度合に違いがありますが、ほとんどの場合は麻酔の切れた手術当日の夜から翌朝までがピークでその後は数日で痛みは和らぎます。
個人差はあるようですが、処方される鎮痛剤の服用で痛みは十分抑えられます。
また副作用についてはショックロスという一時的脱毛現象を紹介しなくてはなりません。
これは植毛した部分の周辺の既存毛が一時的に抜け落ちてしまう現象です。
もちろん植毛クリニックでも事前に説明がありますが、これは手術の失敗によって起こるものではなく植毛部分の頭皮環境の急な変化で起こるもので数ヶ月にまたしっかり髪の毛は生えてきますので安心してください。
くわしくは副作用と後遺症の不安を参考になさってください。
植毛で起こるトラブルのまとめ
後遺症や副作用についてはクリニックより事前に説明がありますので、ある程度大きなトラブルにならないよう回避することができます。
ただし効果に対してのトラブルは期間が経ってから起こります。
クリニックとの打ち合わせにはたっぷりと時間をかけ、しっかり納得のいくまで行ないましょう。
実際どのクリニックにおいても保証はしてくれないのが実状です。
一般的な植毛クリニックでは、デザインが納得いかない場合や密度の効果が感じられなくても追加の分を無料で再度手術をしてくれることはありません。
まずはクリニックを決める前に無料のカウンセリングを受けてみることでいろいろなアドバイスを聞くことができますので、ぜひ貴重な時間をさいてでも活用されることをおすすめいたします。