牽引性脱毛症への治療にも自毛植毛は効果を発揮するのか‥
専業主婦という言葉すら薄らいできた近年、いまでは女性も男性と肩を並べてバリバリと活躍する社会へと移り変わってきています。
それに伴って、仕事が原因で発症してしまう脱毛症に悩む女性が急増しています。
それが牽引(けんいん)性脱毛症です。
年齢による脱毛症や生活習慣が原因で起こる脱毛症は以前からありましたが、この牽引性脱毛症は働く女性に多く発症する脱毛症であると言えます。
牽引性脱毛症に適した植毛方法は?
牽引性脱毛症が発症する原因は、日ごろ同じ髪型を保つことが一番の大きな原因です。
仕事またご家庭でもお団子ヘアやポニーテールなど引っ張って髪を束ねる状態を続けていると、髪の根元に大きな負担を与えてしまいます。
そのため、抜け毛から部分的な薄毛の症状に悪化しているわけです。
この牽引性脱毛症の場合、自毛植毛では効果を得ることはできません。
牽引性脱毛症を改善するには
この脱毛症は牽引、つまり引っ張り続けていることが原因で発症しています。
まずは髪に負担のかからないヘアスタイルに戻すことが改善できる対処法になります。
ですが長い間髪に負担をかけ続けてきたわけですから、それだけでは回復までに多くの時間がかかってしまいます。
つぎに髪が育ちやすい環境を作ってあげましょう。
そのためにはしっかりとした栄養を摂ることが大切です。
髪にとって栄養のある食事で有名なのが大豆、特に大豆胚芽に多く含まれる大豆イソフラボンです。
毎日食事で摂取するのが難しい方はサプリメントで補うことができます。
また手軽にできる頭皮マッサージがおすすめです。
血行を良くしてあげることで栄養分がしっかりと行き届く環境が整います。
牽引性脱毛症でお悩みの方へ
牽引性脱毛症は、働く女性が増えたことによって急増している現代の脱毛症です。
日ごろから髪を引っ張り続けることによる負担が大きな原因で発症しますので、まずはその原因を取り除くこと、少しでも負担を軽くすることに取り組んでみてください。
また髪にいい栄養素やマッサージなども発毛を促す大きなサポートになりますので、ぜひ一度試してみてください。
ですが仕事上、髪型を変えるのはちょっと難しいといった方も多々いらっしゃると思います。
ただし実際に髪型を変えて、栄養を摂って、頭皮マッサージをしても即効性といった面では大きな期待ができないのが現状です。
もしかしたら色々試したけど、いまだ効果が得られないといった方もいらっしゃると思います。
やはり脱毛症状を改善する一番の方法は、専門の医師に相談してみることが大切です。
個人レベルの判断によるものではなく、牽引性脱毛症による同じ悩みをもつ患者さんに数多く携わってきた専門医だからこそわかるアドバイスがあるはずです。