更新日:2021年09月04日

公開日:2013年08月13日

植毛手術って失敗はしないの?

自毛植毛手術の失敗

自毛植毛も外科手術ですから「失敗しないの?」「失敗したらどうなるの?」と100パーセント近いほとんどの方が不安な気持ちを挙げられます。

 

ここでは失敗と考えられる要因を大きく4つ挙げて紹介いたします。

 

またそのような症状が起こらないための対処法や、起こってしまった場合の処置法についても併せて解説いたします。

生えてこない(定着率・ショックロス)

 

生えてこなかった。

 

率直に『生えないことは絶対にありません』とお伝えしたいのですが、残念ながらそうではありませんし、これはクリニックの公表しているデータでも明らかにされています。

 

とは言っても手術の失敗が原因で生えないという意味ではなく、これはどのクリニックで受けても起こりうることなのでご説明いたします。

 

「定着率(生着率)」について

どのクリニックでもウェブページや無料カタログなどには「当社の定着(生着)率90%以上」といったような紹介をされているのを1度は目にされているかと思います。

 

この数字が100パーセントでない以上「植毛した髪の毛でも生えないことはある」ということになるわけで、単純に1000本の移植毛に対して平均30から50本は生えてこないことがあるという計算になります。

 

自毛植毛しても生えなかったのではなく、生えない移植毛があるという解釈になります。

 

「生えてこない」を回避する方法

 

スポーツや重労働

 

自毛植毛の口コミや掲示板などで「生えてこなかった」「失敗した」と書かれているものがありますが、実際に植毛の効果が得られなかったと感じられたひとつの要因に術後における個人のアフターケアの違いにあるのかもしれません。

 

これはクリニックで説明がされている注意点として、植毛手術後に移植毛がしっかり根付くまでの一定期間中に守ってほしい4つのルールを挙げています。

 

  1. 入浴や洗髪に関するお願いごと
  2. スポーツや重労働に関する注意点
  3. お酒、タバコをたしなむ方へのお願い
  4. ヘルメットを着用される方への注意点

 

これらに関することが守られない場合には、せっかく移植した髪の毛が根付く前に抜けてしまい生えてこない最悪の結果につながってしまう場合があります。

 

ですからこの4つのルールを守ることで生着率100パーセントに近づけることは十分可能になります。

 

「ショックロス・ショック現象」について

植毛手術から1〜2ヶ月経ったころ、抜け毛が増え始める時期があります。

 

これも起こる方、起こらない方と個人差がありますが「ショックロス・ショック現象」と呼ばれる既存の髪の毛に対して起こる抜け毛現象のことを言います。

 

原因はいまだに解明されていませんが、手術に用いる麻酔の影響によって発毛サイクルに乱れが生じるためだと考えられています。

 

ただしこれらは毛根自体に悪い影響を与えて起こってしまうわけではないので、あくまで一時的な脱毛であって発毛サイクルが正常に戻る数ヶ月でまた発毛が始まります。

 

傷が残る(手術法の違い)

自毛植毛による手術痕

傷が残った。

 

これは単純に植毛の手術法によって異なってきます。

 

傷跡が残る原因は採取の方法によって違いがあり、大きく分けるとくり抜いて採取を行う「FUE法」と切り取って採取を行う「FUT法」の2種類の手術法に分けられます。

 

近年、日本での導入の盛んな自毛植毛ロボットARTAS(アルタス)も採取方法はFUEくり抜き法を用いて行われます。

 

FUEくり抜き法とはメスを使わず1本1本をくり抜いて採取するため傷が極めて残りにくい植毛の手術法です。

 

FUTストリップ法とはメスを使って切る、頭皮を帯状に切り取るために白い縫合痕が1本の線状に残ってしまう手術法です。

 

近年ではFUTストリップ法による傷跡も最新の縫合技術トリコフィティック縫合法を用いることで、今までの縫合法とは違って傷跡もかなり目立たなくなりました。

 

ただしこのトリコフィティック縫合法は、全てのクリニックで行なわれているわけではありませんので、FUTストリップ法を選ばれる場合には事前にトリコフィティック縫合について確認してみることをおすすめいたします。

 

痛みが残る(後遺症・メンテナンス)

 

術後の痛みは麻酔の効果でしばらく感じませんが、ここで重要なのはそのあとです。

 

やはりこれも手術法によって違いがありますが、切らないFUEくり抜き法の場合には数日で痛みはひいて、かさぶたができ始めるとともに痒みに移行していきます。

 

ただし切るFUTストリップ法の場合には切り取った頭皮部分を縫合するということで1週間ほど痛みが出ているようです。

 

また後頭部を縫合しなければならないため、寝る際の姿勢が制約されるという点も痛み同様に挙げておきます。

 

 

バレる(見た目・まばら)

 

ここでご紹介しているのは、当日からその後の美容院や床屋さんに行った際を挙げました。

 

植毛自体は自分の髪の毛を移植するので、カツラや人工毛植毛のように全く別の物を補うわけではありませんから見た目にバレることは決してありません。

 

中にはカミングアウトして、逆に全くわからず驚かれたという話もあります。

 

植毛手術で起こる失敗のまとめ

高いお金を払って失敗したなんてとんでもない、絶対にあってはいけない話です。

 

生えてこないといった失敗には生着率とショックロスというものがありますが、どちらも回避、軽減する方法はありますので参考にしていただけたらと思います。

 

傷や痛みは手術の方法の選択で避けることが可能です。

 

ネットで見かける頭皮が腫れていたりかぶれていたりといった画像の多くは、人工毛植毛による拒絶反応によるもので、自毛で行なう植毛で起こることはありません。

 

またFUTストリップ法によって切り取った後頭部の縫合部分の傷跡画像に酷く目立つものもありますが、あれは海外クリニックで起こったもので日本のクリニックでは絶対に有り得ないことです。

 

真剣に薄毛に悩む方々を不安にさせる大きな要素になっていますが、現在の日本の植毛クリニックの技術もすでに20年以上の経験と実績を積んでいます。

 

本気で薄毛を治したい、改善したいとお考えの方におすすめなのが、まずは無料で受けられるカウンセリングを試してみることです。

 

実際いまのご自身の頭皮の状態は、生活習慣やご職業やご趣味などいろいろなことが相まって薄毛の進行に影響を与えているはずです。

 

もしかしたら普段取り組まれている育毛剤や発毛剤が間違っているといったケースも無料カウンセリングで気がつくことがあります。

 

もしかしたら植毛をしなくても改善する方法が見つかるかもしれません。

 

無料カウンセリングを受けた方の感想

  • とても親身に聞いてくれて、もっと早く相談すればよかった
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