自毛植毛っていいことばかり?
今現在、育毛剤や発毛効果が期待されるお薬の服用や外用などを取り組まれている方も多いと思いますが、これらはあくまでも現状をこれ以上進行させないための対策です。
自毛植毛は男性型脱毛症(AGA)や女性男性型脱毛症(FAGA)、また怪我によって薄毛になってしまった瘢痕の部分に自分の髪の毛を移植することで、生涯にわたって自分の髪の毛と付き合っていくことが出来ます。
これら薄毛の悩みを根本的に解消する方法として、現代では自毛自毛が最善の治療法であると言えます。
ですが、そんな自毛植毛もメリットばかりだけではなく、当然デメリットも存在しています。
自毛植毛のメリット
- 発毛に大きな個人差がなく、その効果が確実に得られる
- 自分の毛髪を移植するため、違和感のない極めて自然な仕上がり
- 手術は日帰りができ、その後のメンテンスは一切必要ない
- 人口的な髪の毛ではないので、拒絶反応による炎症などが起こらない
- かつらと違ってすべて自分の毛髪のため、ズレる取れるといった心配が一切ない
- 年齢を重ねても白髪になり、違和感のないごく自然な仕上がりになる
自毛自毛の欠点 大きな8つのデメリット
自毛植毛は、いま自分に生えている髪の毛を移植することで薄毛を改善します。
植毛手術後、毛周期と呼ばれる発毛サイクルに合わせて1ヶ月に約1センチの成長を経てしっかりと生え揃うまでに早くて6〜8ヶ月、長くても10ヶ月〜1年とヘアスタイルに合わせた長い期間がかかってしまうデメリットが挙げられます。
ですから「今すぐ明日にでも‥」と悩まれている方にとっては待ちきれないというところが大きな欠点になります。
育毛剤や発毛剤、カツラなどの製品とくらべて他にはない外科手術を行うため直接的な痛みが伴うという欠点があります。
植毛を経験された方の多くコメントにある手術開始一針目の麻酔のチクリとした痛みや、術後に麻酔の効果が切れてからの痛みといったことが挙がっています。
手術後、麻酔が切れてからの痛みはかなり個人差があるようでほとんど感じなかったというコメントもあり、実際には手術を受けてみないとその痛みの具合はわからないというのが本当のところです。
また手術後の痛みに対応できるお薬は、各クリニックで処方されますのでご安心ください。
痛くないのは本当なの?実際に手術を体験した患者の生の声>>続き
外科手術というと切ったり縫ったりして「傷が残るのでは?」といった不安があると思いますが、これは自毛植毛でも選択される手術法によって大きな違いがあることがあまり知られていません。
自毛植毛の手術は大きく分けて「FUEくり抜き法」と「FUTストリップ法」の2つの方法があります。
ちなみに近年開発された自毛植毛ロボット「ARTAS(アルタス)」は、採取も移植もFUEくり抜き法と同じ作業を行います。
FUEくり抜き法はその名の通り、採取と移植を1本1本くり抜いて行うため「切らない・縫わない手術法」のため目立った傷や目視できる傷跡は残りません。
変わってFUTストリップ法は採取の際に後頭部の頭皮を帯状に切り取るため「切る・縫う手術法」ということから、縫合によって白い線状痕が残ってしまう実例が多く挙がっています。
現代の医療でも傷跡を消すことはできませんが、FUTストリップ法での傷跡が極めて目立たない特別な縫合法(トリコフィティック縫合閉鎖法)という最新技術で行っているクリニックもあります。
ちなみにFUEくり抜き法は毛組織をひとつひとつくり抜いて採取するため、目視ではほとんどわからない傷跡であることから近年の日本では多くのクリニックで行われている手術法です。
主に挙げられる代表的な副作用
- 麻酔の副作用
- 頭皮やまぶたに腫れがでる
- 一時的な脱毛現象
手術に用いられる麻酔によって起こる副作用があり、術後しばらくは少しぼーっとした感覚が残ってしまいます。
ですから手術当日はお車で来ることをどのクリニックでもお断りしていますが、ホテル宿泊費の全額サポートや一部を負担してくれるサービスなどもクリニックで用意されていますので安心できます。
また手術から数日経ってから出てくる痛みや頭皮のかゆみなどの声が挙がっています。
実際には痛みより、移植部分にできるかさぶたによるかゆみのほうが辛いといった声のほうが圧倒的に多いです。
移植した頭皮が腫れるといった事例もありますが、これは人口毛を移植した場合に起こる反応で自毛を植毛した場合には拒否反応も炎症も起こることはありませんので腫れることはありません。
ただし個人差はあり術後の3日間ほどまぶたが腫れる場合がありますので、この場合にはアイスノンなどをタオルでくるんで冷やすことでかなり抑えることができます。
自毛植毛を行なった際に起こる一時的な脱毛現象をショックロス現象といいます。
これは今まで抜けてなくなっってしまった部分に移植をすることで、頭皮環境が変化したために起こる現象で決して手術の失敗で起こる抜け毛現象ではありません。
これら副作用には全く起こらない方と起こる方があり、また植毛を経験されたことがある方でも前回と違った副作用が起こるなど個人差がまちまちで一概に必ず起こるとは言えないようです。
主に挙げられる代表的な後遺症として後頭部のつっぱり感がありますが、この場合の後遺症はFUTストリップ法で手術を受けられた方に限られます。
これは移植毛を採取する際に後頭部の頭皮を帯状に切り取ったあと、上下の頭皮をひっぱって縫合をするために起こりますが数日で治まるようです。
FUEくり抜き法を選択された場合にはこのつっぱり感は全く残りません。
手術の経過に伴い、当日と翌日の2日間は頭部への包帯またはニット帽などでカバーするといった外見的な変化を伴う欠点があります。
実際には手術直後の最低2日間だけはいつもと違った外見にはなりますが、これも仕事のスケジュールや学校行事に合わせて連休がある日に手術を行なうことで回避することができます。
これはFUTストリップ法・FUEくり抜き法の手術法に関係なく髪型、といってもかなり短くした坊主スタイルができないというデメリットがあります。
FUTストリップ法では白い帯状の縫合痕が、FUEくり抜き法では白い丸粒状のくり抜き痕が残るため、最低でも7ミリ以下にはしないほうがいいとされています。
植毛する部位や移植する本数にもよりますが、一般的な相場は概ね100万円を超える現状にあり高額な費用が必要になるというところが決断を悩む大きな欠点になっています。
もし育毛剤や発毛剤、発毛治療やカツラなどにお金を掛け続けた場合の費用を「生涯治療費用」といった形で算出してみました。
生涯治療費用
- 発毛、育毛などのクリニックで治療を続けた場合には2000〜3000万円
- 市販の育毛剤を買い続けた場合では300〜500万円
- かつらの購入と定期的なメンテナンス維持費では1000〜2000万円
- 自毛植毛の手術費用は100〜300万円
あくまで一例ですが、このように比較するとその違いをお分かりいただけると思います。
自毛植毛のデメリットまとめ
今現在では自毛植毛が薄毛を根本的に解消する究極の治療法であることに違いはありません。
自毛植毛において即効性が望めないことなどは、それぞれ悩みに違いがあるように逆にデメリットと感じてしまうこともあるわけです。
移植毛をしっかり生着、根付かせることにじっくり時間をかける大切な期間になりますので、生着までの数ヶ月間は辛抱していただき将来の姿をぜひ楽しみに1日1日をお過ごしください。
副作用や後遺症は、外科的手術を行なうことでほかにはないデメリットになります。
また外見的な変化も数日間ありますが時期とスケジュール次第ではしっかり回避出来ます。
ご紹介したデメリットはもしかしたらイバラの道にも映りますが、将来なりたい姿への一番の近道なのかもしれません。
またこれらがデメリットなのか欠点なのかは実際に手術を経験された方しかわからない面もあると思いますので、お時間があれば無料のカウンセリングで直接相談されることがおすすめです。
自毛植毛業界においても名医やゴッドハンドといった国内外問わず知名度が高く、また数多くの実績をお持ちのスーパードクターと呼ばれる先生の存在があります。
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