更新日:2021年09月04日

公開日:2013年08月13日

植毛はアレルギー体質でも手術を受けて大丈夫ですか?

自毛植毛のアレルギー体質への影響

アレルギー体質というと身近なところでは、

  • アトピー性皮膚炎
  • アレルギー性結膜炎
  • アレルギー性鼻炎
  • 喘息
  • 花粉症

などが、近年最も多いアレルギー症状として挙げられています。

 

結膜炎は目に、鼻炎は鼻に症状が表れるので、頭皮に関係のある自毛植毛には直接影響がないというのはおよその見当がつきます。

 

アレルギー体質の方で最も気になるのはアトピー性皮膚炎の症状をお持ちの方です。

 

頭皮も皮膚ですからアトピー性皮膚炎の症状にあるカサカサやじくじくによって、せっかく植毛をしても頭皮に影響が出てしまうのではと心配だと思います。

 

ですが心配には及びません。
植毛手術を受ける方がアレルギー体質でも全く問題はありません。

 

アトピー性皮膚炎に多いかゆみが手術によって頭皮に引き起こされることも、またアトピーの症状が悪化したりすることも今までの手術後の例ではありません。

 

アトピー性皮膚炎の方の場合、季節やアトピーの状態にもよりますが頭皮にアトピーの症状が出ていなければ発毛する定着率には全く影響はありません。

既往歴のある方、持病のお薬を服用されている方へ

アレルギー体質の方には問題はないのですが、以下の既往歴がある方や今現在も持病による決まったお薬を服用されている方に限り、カウンセリングの際に相談をなさってください。

既往歴

高血圧、糖尿病、てんかん、心臓病、脳疾患、精神科疾患、膠原病、呼吸器疾患、腎機能障害、肝機能障害、血液疾患

 

服用中のお薬

ステロイド、免疫抑制剤、抗凝固剤・抗血小板剤など(血液をサラサラにする薬)

人工毛植毛には注意が必要

現在の植毛クリニックではほとんどが自毛植毛を採用していますので心配はありませんが、そもそも植毛の種類にも大きく自毛植毛と人工毛植毛の2つがあります。

 

自毛植毛は、もともとのご自身の髪を移植するので拒絶反応もなくアレルギー体質の方でも心配なく受けることができます。

 

問題は人工毛植毛です。

 

人工毛植毛とは、極めて人毛に近づけて作られた化学繊維を頭皮に縫い込みます。

 

頭皮の拒否反応の症状はアレルギー体質でない方でも炎症や化膿が起こるため、アレルギー体質の方には絶対におすすめできません。

 

ちなみにアメリカやカナダでは、1980年代からこの人工毛植毛を法律で禁止しています。

自毛植毛とアレルギー体質・持病のまとめ

自毛植毛の手術は、アレルギー体質の方でも安心して受けることができます。

 

アトピー性皮膚炎の症状が頭皮に出ている場合は、無料のカウンセリングで症状を診てもらいアドバイスを受けるといいと思います。

 

また万が一の場合には生えるまで保証をしてくれるクリニックもありますので、ぜひそちらでもカウンセリングを受けてみるといいでしょう。

 

現在も持病が進行している方や既往歴のある方は、服用されているお薬の作用で植毛手術を見送らなければならない場合がありますので、必ずご相談していただくことをおすすめいたします。

TOPへ