プロペシアとミノキシジルの発毛効果は本当?
植毛手術のあとはプロペシアやミノキシジルを飲んだほうが髪にいいのでしょうか?といった発毛に不安を感じる患者さんの声を多く耳にします。
実際にプロペシアとミノキシジルの発毛効果を、データと合わせて紹介いたします。
プロペシアやミノキシジルは各植毛クリニックで取り扱っているケースも多く、費用は別途かかりますが手術後に処方されるアフターサービスも十分備わっています。
ただし健康保険が適用されませんので、費用は少し割高なる場合があります。
またプロペシアもミノキシジルも医師の許可のもと処方されるお薬になりますので、お近くの薬局では市販されておりません。
プロペシア服用の効果と効能
プロペシアやプロスカーとは実は商品名で、正式な成分名はフィンペシアといいます。
プロペシアの効果は薄毛の原因になっている男性ホルモンに作用することで、日々進行する薄毛を抑えとどめておくことに最大の効果を発揮します。
プロペシア製造元のデータ
- 90%以上の人に有効である
- 3ヶ月で抜け毛が減っていることを自覚できる
- 6ヶ月以上で濃くなったと発毛効果を実感できる
植毛医師のデータ
- 5年間服用して60%以上の患者から発毛効果を確認
- 最初の3〜4ヶ月でははっきりとした発毛効果はみられない
- できれば最低1年の服用期間をもって発毛の効果に期待してほしい
副作用の存在
一般的には、服用初期の1ヶ月程度に全身のだるさや倦怠感が起こるとされています。
アレルギー体質の方は特に、頭皮のかゆみや顔のむくみが出やすいようです。
また男性ホルモンに作用することから、軽度の乳房肥大や性欲減退といった報告もあります。
ただし副作用は約2%程度の割合で起こるとされており、服用を止めれば翌日には治まるとされていますので頭の片隅にとどめておいてください。
副作用の中で最も注意が必要なのは女性が服用される場合です。
妊娠中の女性に限り、胎児に影響するといった重大な報告がありますので服用は避けてください。
また男性ホルモンに作用するため、女性特有脱毛症である「びまん性脱毛症」には効果がありません。
合わせてホルモンによる脱毛症ではない円形脱毛症や瘢痕性脱毛症にも効果を発揮しません。
ミノキシジル服用の効果と効能
ミノキシジルは血管拡張の作用をもたらすことから、頭皮の血流を改善し発毛しやすい環境に近づける最大の効果を発揮します。
服用のミノキシジル錠剤タブレットは植毛クリニックにて処方されています。
一般的に購入できるミノキシジルとして、日本では唯一発毛する医薬品「リアップ×5」がミノキシジル外用としてドラッグストアで購入することができます。
アメリカでは「ロゲイン」の名称で有名です。
植毛医師のデータ
- 4ヶ月目くらいから濃くなったケースがある
- 薬の効果として配合率1%のものより5%の方が発毛効果が高い
- プロペシアで発毛効果がでなかったケースにミノキシジルは期待大
- ヘアラインへの発毛効果は現状維持で、効果は期待できない
副作用の存在
血管を拡張させる作用があるため、血圧の変化に伴った症状が表れます。
急な血流の変化による低血圧症や動悸、目まいや息切れが最も多く、不整脈や手足のしびれがでるとの報告があります。
ただし副作用が起こる割合は1000人に1人程度というデータです。
発毛効果のまとめ
植毛手術後にかぎらず、薄毛の悩みをお持ちの方でプロペシアやミノキシジルを服用されている方は多くいらっしゃいます。
最近ではジェネリック医薬品を扱うクリニックも多く、通常よりは安価で処方されるようになってきたことも背景にある嬉しい要因です。
薄毛になる原因を抑えるプロペシアと発毛しやすい環境をつくるミノキシジルは、植毛手術後に起こるショックロスを防ぐことにも効果を発揮します。
ただし注意しなければならない点がひとつだけあります。
最近ではインターネットの個人輸入代行を利用し、海外から安価で手に入れることが可能です。
ですが、これは決しておすすめできません。
たしかに保険が適用されないことから国内での購入は費用も少し割高ですが、医師の診断を受けずにただ効果があるからと個人の判断で服用するのは本当に危険です。
また薬の濃度が高くなれば、副作用の確率も症状も当然高くなります。
【 濃度高い=発毛効果が高い 】 とは考えにくく、これもまた非常に危険です。
クリニックでの処方には、服用の経過から医師の判断をしっかり受けられるというメリットがあります。
ですから、お薬の処方は必ずクリニックで医師の判断のもと受けるようにしてください。
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