更新日:2021年09月04日

公開日:2013年08月13日

植毛ロボットARTASのメリットやデメリットを紹介

 

アルタスARUTAS植毛ロボットのメリット・デメリット

植毛ロボットARTASのメリットとは

医師の技術に頼らない優れた安定性

通常の自毛植毛の場合では移植毛の採取から植え込みに至るまで全ての過程を医師の手作業によって行ないますが、ロボットが自動で行なうアルタス植毛では手作業の過程の一部を大幅にカットすることができます。 

 

そのため医師の経験や実績に左右されることがない、どのクリニックで受けても極めて安定した結果を得ることが可能になるわけです。

 

メスを使う手術に抵抗がある方におすすめ

手術の種類にFUT法という後頭部にメスを入れる手術がありますが、自動植毛ロボットは1本1本くり抜くFUE法の採取を完全に自動化したものです。

 

コンピューターがデジタル画像から適正と判断した移植毛を的確に採取するため、メスは一切使用せず傷跡も目視ではほとんどわかりません。

 

比較的に安い金額で受けられる

最新医療機器と聞くと「その分お金も高いのでは?」と思ってしまいますが、それが他のクリニックの費用と比べても予想以上に安い金額で受けることができます。

 

アルタスを導入しているクリニックは以下の3社になりますが、2000本の手術を受けた場合の金額を大手クリニックの金額を参考に比較してみました。

  • TOMクリニック美容外科
  • 湘南美容クリニック
  • ルーチェクリニック銀座院
2000本による費用を比較
  基本治療費 2000本費用 合計
アイランドタワー 20万円 約90万円 約110万円
親和クリニック 20万円 約72万円 約92万円
アスク井上 18.5万円 約78万円 約97万円
ヨコ美クリニック 0円 約64万円 約64万円
アルタスの導入クリニック
TOMクリニック 35万円 約30万円 約65万円
湘南美容 0円 約70万円 約70万円
ルーチェ銀座院 0円 約96万円 約96万円

 

植毛ロボットARTASのデメリットとは

時間がかかる

ロボットが自動で行なうと聞くと人間よりも短時間で作業することができる感じがしてしまいますが、実は人間の医師が手作業で行なう方がより短時間で多くの髪の毛を採取できることが分かっています。

 

実際には人の手で行なったほうが約2倍のスピードで手術を行うことができるデータがありますが、最新の「アルタス9X」では初代機器と比較した場合約1.2倍の作業スピードを可能にしています。

 

髪の毛の採取場所が限定される

男性型脱毛症AGAの影響を受けにくい部分として後頭部と側頭部があります。

 

多く移植毛が必要とされる場合には後頭部から採りすぎると逆に薄くなってしまうため側頭部からも採取しますが、ロボットの場合にはその融通が利かないといった現状があるようです。

 

そのため大量にドナーを採取しなければならない場合には、後頭部の広範囲から採取をすることをロボットが判断します。

 

患者は頭を固定されたうえロボットの可動範囲にも制限があるため、採取場所は後頭部だけに限られてしまうといった欠点があります。

 

2013年2月に日本初導入となったアルタスですが、その後改良を重ねて近年発表された最新式の「アルタス9X」がルーチェクリニック銀座院に日本初導入されました。

 

最新式アルタス9Xでは作業スピードの向上はもとより、各種部品の改良に伴い繊細な作業に加えて広範囲の可動にも対応できるようになっています。

 

また画像認識の情報量にも格段に改良が加えられ、日々進化しているアルタスが完全自動手術を行える日も近いのかもしれません。

 

かなりの広範囲から採取する

採取場所が限定されてしまうことで、必要な本数が多ければ多いほど後頭部のかなり広範囲から採取をしなければなりません。

 

採取する際には短く髪の毛をカットしなければならないため、採取後にカバーする部分もそれに合った分だけ範囲が大きくなってしまいます。 

 

植毛ロボットARTASのメリット・デメリットのまとめ

ロボットによる植毛では医師の経験やセンスが大きな影響を与えないため、それら技術にムラがなく安定した作業効果を得ることができるというのが最大のメリットです。

 

反面、患者個人個人に対応するという点での能力は劣ってしまいます。

 

一般的にロボットが行なう作業のレベルは、一流の医師よりは劣ってしまうものの二流医師の技術よりは高いであろうという評価がされています。 

 

現在ルーチェクリニック銀座院に導入された最新式アルタス9Xによって、初代機器では難しいとされた可動範囲に大きな改良が加わりました。

 

多くの移植毛を必要とする場合には、人であるドクターの場合であっても広範囲から採取するというのは同じことです。

 

繊細な作業と可動域の向上、作業スピードアップ、画像認識情報と日々アルタスは進化を遂げており、今後益々注目の医療機器であることに違いありません。

植毛ロボットARTASの良い口コミや悪い評判を紹介

植毛ロボットARTASに関する良い口コミ

想像以上に費用が安い

FUE法で行なう自毛植毛自体そんなに安くないのでロボットを使うと聞いて更に高くなると思っていたが、カウンセリングを受けてみると一般的な手術料金とほとんど変わらなく負担が軽く済んだ。

 

医院を選ばない

自動植毛ロボットが行なうため、担当医師が有名無名に関係なくどのクリニックでも安心して手術を受けられるのが嬉しい。

 

植毛ロボットARTASに対する悪い評判

時間がかかる

ロボットが行なう作業は速度が一定に保たれているため、手術内容は同じなのに人の手で行なう場合の4倍の時間がかかった。

 

機械の針が太い

自動植毛ロボットARTASアルタスで使用されている採取針は人の手で行なうFUE法よりも太いようで、傷跡が残らないと聞いていたのに陥没のような跡が残ってしまった。

 

植毛ロボットARTASの良い口コミ・悪い評判のまとめ

自動植毛ロボットと聞くと機械自体に莫大な費用が投資されているため手術代も高いのではと思ってしまいますが、未だ数は少ないですが日本でも数社が取り扱うようになってきました。

 

そのためクリニックによって金額に差はあるものの、それほど高額な費用をかけなくても受けられるようになってきています。

 

またロボットが行なうため技術にムラがないのが特徴ですから、口コミや評判を気にせず一番安いクリニックを選んでも得られる効果は変わらないというわけです。

 

ARTAS植毛ロボットの凄さをマンガで解説【公式サイト】

自動ロボットARTASの特徴や手術内容を解説

自動ロボットARTASアルタスとは

世界初、自動で植毛手術を行なってくれるロボットがARTAS(アルタス)です。

 

日本ではまだ数社しか導入がありませんが、今後益々導入が盛んになると高い評価を得ており、開発はアメリカの会社と日本の自動車メーカーの共同開発によって製品化されました。

 

自動ロボットARTASアルタスの特徴

自動植毛ロボットARTASアルタスは、FUE法における髪の毛の毛根(毛包)採取を一般的な医師と同程度のスピード感及び正確さで行なうことができます。

 

採取は自動で行なうことが可能ですが、移植毛の植え込みに関する作業はすべて医師の手作業によって行ないますので全自動というわけではありません。

 

自動ロボットARTASアルタスのドナー採取法

患者の頭を手術台に固定し、ロボットの可動範囲内にある後頭部からくり抜き作業を行ないます。

 

採取毛の選択はすべてデジタル画像から判断し、1本1本自動でくり抜き採取していきます。

 

自動ロボットARTASアルタスの植え込み方法

自動ロボットと言われるARTASアルタスですが、実は植え込みは人の手作業で行なわれます。

 

植え込み部分にスリットを入れ、アルタスによって採取された移植毛を手作業で植え込んでいきます。

 

自動ロボットARTASアルタスを扱うクリニック

植毛ロボットARTASを動画で紹介

TOPへ