自毛植毛は手術後の見た目でバレるのか?
せっかく自毛植毛をしたのに、手術後の見た目などでバレないか不安があると思います。
できることなら何事もなかったかのように手術をすんなり済ませて、あとはじっくりと生えてくるまで待ちたい気持ちだと思います。
ここでは手術後の「バレるんじゃないか」の不安にある会社や同僚、そしてその後の床屋や美容室に散髪に行かれた際「見てわかるんじゃないか」の不安に至るまでの悩みを少しでも解消できるような対処法を紹介ができればと思います。
手術後バレてしまう4つの要因と対処法
- 髪の色合いの変化
- 現状の見た目(カツラ使用)からの変化
- 傷跡が残る
- 副作用による体調の変化
髪の色合いの変化
これは髪を染めている方限定の要因になります。
自毛植毛は後頭部の髪の毛を薄くなった部分に移植をするので、ちょっとした色合いの変化でも不自然に見えてしまうことがあります。
ですから色落ちを考慮した手術スケジュールを組み立てることで、色合いの変化によるバレを防ぐことができます。
ちなみに自毛植毛した髪を染めることはもちろん可能ですが、術後早くても1ヶ月間は移植部分の安定期間として避けたほうがいいです。
現状の見た目(カツラ使用)からの変化
カツラは人間の髪の密度より30%ほど濃く作られているので、外してしまうと「あれ薄くなった?」と違和感を生んでしまうかもしれません。
自毛植毛の手術後は最低3日間の生着期間が必要ですので、それ以降であればいままで通りカツラの装着が可能です。
傷跡が残る
見た目で傷跡があるとバレることはありません。
術式によりますがFUT法(切り取る方法)であれば後頭部に縫い合わせた線状痕が残ってしまうので、髪を長めにすることでカバーできます。
FUE法(くり抜き法)は見た目に変化はありませんが点状のくり抜き痕が残るので、短髪でも大丈夫ですが極端な坊主は避けましょう。
副作用による体調の変化
体調の変化に個人差はありますが、手術後3日間の副作用としてまぶたの腫れが出ることがあります。
原因は歯医者の治療と同じで麻酔による副作用ですので、これは数時間で引くことが多いです。
また外科手術であるため移植部分の内出血が原因でもあります。
この場合はアイシングなど術後のお手入れを心がけることで症状を抑えることができます。
床屋・美容院ではどうでしょうか
当然しっかりと生え揃うまでには散髪のため床屋または美容室を訪れると思いますので、そこで植毛がバレるんじゃないかといった不安もあると思います。
まず率直に結論から申し上げると「バレない」と言えると思います。
これについては大きなデータがあるわけではないのですが、業界にくわしい知り合いを通じて話が聞けたのでぜひご紹介したいと思います。
30年のキャリアをもつ理容師に聞いたところ、実に衝撃的な話を聞くことが出来ました。
- 実際に植毛をされている方の頭皮を見たことがない。
- だから当然見てもわからない
- 理容師はカットし整えることが仕事なので頭皮は気にならない。
といったお話でした。
さらに薄毛の方から相談があった場合は、大手カツラメーカーの営業マンが『薦めておいてほしい』とパンフレットを置いていく程度で頭皮のことはわからないと言った本音を漏らしていました。
次に美容院を16年営むオーナーに聞いたところ、
- カットで地肌を気にすることは全くない。
- ただパーマをかけるときはパーマ液を使用するので、小分けにして地肌に傷などがあった場合は声をかけます。
ただ植毛の地肌を見たことがないので、多分傷程度にしか思わないと思う。
- 正直、植毛の知識がないのでわからない。
といったお話でした。
最近は店舗に頭皮を見ることのできるスコープなど置いているお店も増えてきましたが、その点は聞かれた際に断ればいいわけです。
これらのお話からも根本的に自毛植毛に関する頭皮の知識はないということです。
ですから見てもわからない、そもそも見たことがないと言った意見には驚きでした。
まとめ
いかがでしたか?
バレてしまう4つの要因とあわせて対処法を解説しましたが、それぞれを行うことで「もしかしたら‥」といった不安は回避することができると思います。
また美容院でのお話では業界に携わってる方すべてがそうだとは思いませんが、このようなことから床屋や美容室でバレるのではといった不安も少しは解消されるのではないでしょうか。
自毛植毛の場合にはカツラや増毛と違って、1日で突然わっさりと増えるような視覚的な不自然さはありません。
発毛のサイクルにあわせて1ヶ月約1センチずつゆっくりと生えてくるわけですから、なんの不安もなく床屋・美容室に行くことができるのではないでしょうか。